親知らずの抜歯にはCT画像が不可欠と言っても過言ではありません。従来のパノラマ画像(前回のブログの5症例)では2次元的な画像に対しCT画像は3次元画像なので、より精密に診査診断が可能になります。下記に輪切りにしたCT画像を掲載します。(ちなみにCTを導入している歯科医院は全国で20%程度です。当医院では2年前より医科歯科用コーンビームCTを導入しております。病院のヘリカルCTより撮影時間も短く(16秒)、被爆量も少ないのです)
(下記添付の輪切りのCT画像の説明)
(矢印↑)の先の(赤丸◯)の中に下歯槽神経と動脈が存在し、これを傷つけると大量出血や神経麻痺の可能性も。パノラマ画像では神経、動脈との位置関係がわかりずらいのですがCTは一目瞭然!
従ってここが肝心要❗(肝)
親知らずの抜歯は、「血管の損傷・組織の挫滅を最小限」にすれば、「痛み」「腫れ」「出血」もありません。加えて施術時間も麻酔時間を考慮し1時間以内(通常30分~40分)であれば尚更問題ありません。もちろん患者さんの体調あってのことですが。
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