医院ブログ

2018.03.11更新

認知症認知症

第1回(H29年度2018/03/10初開催)

川崎市歯科医師・薬剤師認知症対応力向上研修を受講してきました。

薬剤師の先生方とは前半の総論(川崎市医師会副会長 関口先生・地域包括ケア推進室 高橋さん)でご一緒でした。続いて部屋を移し歯科医師だけの講習(川崎市歯科医師会常務理事 高森先生)が始まりました。

川崎市(本市)では、本市の高齢者の7人に1人が認知症であると推計しています。今後も増加を続け、認知症高齢者数は平成42年(2030)には、約86000人と推定されています。

【認知症とは】
①脳の病気である。
②物忘れなどの症状がある。
③日常生活に支障をきたす。
【認知症の種類】
①アルツハイマー型
②レビー小体型
③前頭側頭型
④血管性
⑤若年性                      など様々な病態が存在します。

うつ病とアルツハイマー型認知症との違いとか、クレプトマニア(窃盗癖)と認知症をどう線引きするか?などについては難しい命題だなと感じました。いずれにせよ超高齢社会において、認知症の患者さんが増加傾向にあります。

✳歯科領域になりますが、アゴに歯が入ってない方(総入れ歯の方)はアルツハイマー型認知症になりやすいと言われています。(上アゴに歯が入っていると噛む力が脳に伝達し活性化する!と。そう言えば髪の毛にも刺激を加えると活性化する!と)身近な方にそのような方がいらっしゃいましたら「最寄りの歯科医院で入れ歯を作ってもらって下さい!」と話してあげて下さい。そして是非、身近な方のキーパーソンになってあげて下さい。

✳当医院では、かかりつけ歯科医院として認知症を理解し、対応出来るように、また全てのスタッフが認知症を理解し、認知症の人やその家族を支援することができるよう医療機関としての役割を果たせるように精進して参ります。

✳今後とも医療法人慈愛会大久保歯科医院を宜しくお願い申し上げます。

認知症認知症

✳「痴呆」から「認知症」へ
認知症は、以前は「痴呆」と呼ばれていました。しかし、痴呆は侮蔑的な表現であり実態を十分に表していないとの指摘から、2004年12月24日、厚生労働省から「認知症」への名称変更の通知がなされ、現在は、一部の医学的な表現を除いて「認知症」という呼称が一般化されています。

投稿者: 大久保歯科医院

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