食育ブログ

2018.04.30更新

【管理栄養士顧問青木先生に聞きました❗】

【質問です】
グルテンフリー(小麦、大麦を控える)は腸に良い?と聞きますが本当ですか?

【青木先生が答えました】
グルテンは、小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種で、グルテニンとグリアジンが水を吸収して混ぜ合わさったものです。

グルテンはタンパク質なので、小麦アレルギーがある方は除去しなければなりません。(小麦アレルギーはグルテンだけが原因でありません。)またセリアック病というグルテンに対する免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患、グルテン過敏症(または非セリアック・グルテン過敏症)というグルテンの中に含まれるグリアジンという主要成分に過敏に反応して、身体に症状が現れる疾患があります。

上記の疾患などがある場合、グルテンを除去しなければ、小腸の粘膜に炎症が起こり、栄養素の吸収が阻害されます。その結果、腹部膨満感、腹痛、下痢や便秘、栄養状態低下、鉄欠乏性貧血、疲労、骨粗しょう症など、さまざまな症状をきたします。

グルテンは麦に多く含まれて、小麦、大麦、ライ麦、もち麦、押し麦などがそれにあたります。一般的なパン製品、パスタ、めん類、菓子類などに小麦や大麦が使用されています。またその製品の中に「つなぎ」としても使用されています。

「グルテンフリー」とは、グルテンを含む食材を食べないことです。

 私はグルテンフリーを実践したことはありませんが、実践している人(ヨガのインストラクターでマクロビもやっている)に話を聞くと、「集中力がアップする」「寝起きがよくなる」「疲れにくくなる」などの効果があるようです。しかし、1カ月くらい実践していても特に効果がなかったという人もいます(やめても同じ健康状態だったそうです)。

 「グルテンフリー」についていろいろ調べてみましたが、グルテンを食べると、症状には表れない程度の腸での炎症や栄養素の吸収阻害などが起こっているため(病気でもない、自覚症状もない程度)、グルテンを控えることによって良い効果があるのではないかと考えます。

 グルテンはタンパク質ですので、私達を構成している重要な栄養素です。二週間程度試してみて、体調などに変化があるかどうかを確認してみてはいかがでしょうか?

グルテンフリーの知識や食材について
http://glutenfreelife.net/category/glutenfree/

【編集後記】
なるほど!青木先生ありがとうございました。
個体差、個人差がありますね!自分にあったたんぱく質を見つけるのも興味深いものですね!
私は最近疲れやすいので、
少しグルテンフリーをしてみようかと思いました。
最後に、青木先生、
GW真っ只中にもかかわらず、本当にありがとうございました。(感謝)

投稿者: 大久保歯科医院

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