食育ブログ

2018.05.06更新

乳製品を控えると腸にはよい?】本当でしょうか?管理栄養士顧問青木先生に聞きました❗

「乳製品 有害」と検索すると、様々なキーワードが出てきます。
それを大まかに分けてみますと、
A牛乳を飲むと下痢をする。(乳糖をうまく消化吸収できないため)
B牛乳を飲むと骨粗鬆症になりやすい。
Cホモゲナイズされた牛乳の乳脂肪はからだに良くない。
などなど、様々な記事やブログなどがあります。


【本当にそうなのでしょうか?検証してみました。】

A牛乳を飲むと下痢をする。

→(乳糖をうまく消化吸収できないため)
牛乳には、乳糖(二糖)というガラクトースとグルコースの単糖が2つくっついた糖が多く含まれています。この乳糖が小腸でガラクトースとグルコースに分解する酵素であるラクターゼがあります。牛乳を飲むと下痢するのは、このラクターゼが少ないため、乳糖が分解できないために起こります。
 乳糖が分解されずにいると、大腸内の浸透圧を上げてしまい、すると腸壁から水分が染み出し、便が軟化して浸透圧性下痢が発生するのです。
このような乳糖の消化酵素(ラクターゼ)が減少して生じる不耐に関する諸症状を乳糖不耐症といいます。先天性の乳糖不耐は、乳児の期間だけチラクターゼなどの乳糖分解酵素製剤を経口で投与したり、母乳ではなく乳糖不耐症の乳児向けの特殊なミルクを与えるといったことをして対処します。
 混同しやすい「ガラクトース血症」という異常症があります。これは乳糖を分解する消化酵素はきちんと機能しているのですが、乳糖を分解して生じたガラクトースが体内で代謝できず、血中のガラクトース濃度が危険な水準まで高まることで様々な症状が発生しておきます。「ガラクトース血症」は、遺伝的疾患である先天性炭水化物代謝異常症のひとつです。
 

B牛乳を飲むと骨粗鬆症になりやすい。
Cホモゲナイズされた牛乳の乳脂肪はからだに良くない。

この2つ以外にも牛乳に関するゴシップ(ウワサ)はたくさんあります。
一般社団法人Jミルクでは、牛乳の気になるゴシップ(ウワサ)をまとめています。
PDFになっており、ダウンロードも可能です。
http://www.sciencecomlabo.jp/safety/milk_harmful.html
たくさんのゴシップ(ウワサ)があり、それらはほとんどがウワサであることがわかります。


私は乳製品をヨーグルトで週5回程度摂取しております。
腸内で良い働きをしてくれる乳酸菌を定期的に食べることによって、快腸生活を送っております。笑。


 

編集後記

先日20才の男の子が親知らずの件でいらしたのですが、彼が痛風と聞いたので、勿論ザイロリック等のお薬も良いのですが、牛乳で尿酸が分解されるとか聞きました!?動物性ならよいとのことなので普通の牛乳でも低脂肪でも無脂肪でもOK!です。因みに植物性の豆乳はNGとか?NHKのためしてがってんで放送していたので伝授した所、この一週間、調子が良いとのことでした。私も毎日ではありませんが、飲んでおります!

乳糖不耐症の方は体質もありますから・・・!

ご自身に見合った乳製品見つけてください!


 

青木先生!ゴールデンウィークのお休みの処ありがとうございました。(感謝)

投稿者: 大久保歯科医院

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