『笑気吸入鎮静法❗』
当医院では、歯科治療に不安感や恐怖心を持っている方、また高血圧のようなリスクのある患者さんに笑気吸入麻酔(保険治療適応)を施術しています。そこで、下記に安全面に対する注意事項を列記致します。
【笑気吸入麻酔の適応】
原則として全ての歯科治療患者様が適応となますが、特に次のような方には有効です。
①歯科治療に不安感や恐怖心をもっている
②高血圧症、不整脈、狭心症などの循環器系疾患などをもっている
③神経(原)性ショックを起こしやすい
④脳貧血の既往のある(血管迷走神経反射)
⑤嘔吐反射がある
⑥インプラントや親知らず抜歯などの侵襲の大きい処置や長時間の歯科処置が必要な場合
⑦理解力のある5-6歳~で鼻呼吸の出来るお子さまにも有効な手段です。楽に治療が出来ることを理解してくれるお子さまには有効です(例:笑気5%酸素95%)
【笑気吸入麻酔の非適応】
①妊娠初期3ヶ月以内、授乳中の女性
②鼻づまりやアレルギー性鼻炎などで鼻呼吸ができない方
③中耳炎などの中耳疾患がある方
④ぜんそくや気胸などの呼吸器疾患がある方
⑤パニック障害や過呼吸の経験がある方
⑥肺や腸に閉塞性疾患のある方
⑦2ヶ月以内に眼科手術をうけた方
⑧てんかんの既往がある方
等の人は痙攣を起こす可能性があります。又、それ以外の方も少人数ですが痙攣の報告があります。その時は直ちに笑気を止めることで元に戻ります。
⑨本法を希望しない方
『笑気』は亜酸化窒素(N2O)の別名で、歯科治療における笑気吸入麻酔では5~30%程度の低濃度笑気を、95~70%の高濃度酸素と混ぜて使用します。(例:笑気30%時酸素70%)
【笑気吸入麻酔の至適症状】
自覚症状
①ほろ酔い気味などの快適な気分になる
②身体がポカポカする
③手足がジンジンする感じがする
他覚症状
①リラックスしている
②瞬きする回数が少なくなる
③応答がやや鈍く遅くなる
笑気は、副作用はありませんし麻酔も直ぐに覚めますが、当院では安全には安全を期して、治療終了後、1時間以内の自転車・バイク・お車の運転を控えて頂いております。そして笑気麻酔後の事故や怪我等の責任は自己責任とさせて頂きます。
【当院の帰宅許可基準】
①笑気吸入麻酔終了後15分以上経過している。
②バイタルサイン(血圧、脈拍等)に異常がない
③応答が明確である
④歩行時ふらつきがない
⑤まっすぐ歩く事が出来る
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笑気吸入鎮静麻酔のことなら
医療法人慈愛会 大久保歯科医院
までご用命ください。
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